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勉強をさせる環境づくり

個人面談や父母懇談会を開くと、必ず「うちの子は遊んでばかりいて、勉強を全然しません。どうしたらよいでしょうか」といった質問を受ける。ここでは、この遊びについて考えてみることにしよう。小学生の頃の遊びは、外に出て多くの仲間と一緒に何かするものがよい。家でやるなら、二人以上でゲーム的要素のあるもの、例えばトランプとかすごろく、カルタなどが脳の発達に役立つ。このような遊びは、頭悩の働きを活発にして知能の発達を促すといわれているから、むしろ大いに遊ばせるべきだ。ただし、一人でテレビ画面とにらめっこしながら遊ぶもの、例えばTVゲームなどは、あまりやらせないようにした方がよい。このような受け身的な遊びは、知能の発達には関与しないと言われているから、どうしてもやりたいというお子さんは、一日一時間以内というような約束事を決めた方がよい。

三平方の定理とは

なぜそうなのかを、中3の数学で習う「三平方の定理」(別名ピタゴラスの定理)で説明しよう。三平方の定理の式を覚えるのは、そんなに難しいことではないが、ここで大切なのは、この定理を導き出す方法を知ることである。つまり、その公式になることを証明するのが重要なのである。その証明方法は何通りもあるが、教科書には、だいたい二通りの方法が出ている。この三平方の定理の証明を読んですぐ理解できる中3生は、かなり学力が高いと考えてよい。一つずつ与えられた条件を組み合わせて新しいことを発見するためには、論理的思考が大事であるが、三平方の定理を証明するのは、その練習にもってこいだ。中3生の諸君は三平方の定理をしっかりと学んでもらいたい。

偏差値に不安のある人こそ、私立文系を志望校にすべき

予備校では、一日十時間黙して机に向かう習慣をつける「学習道場」を行っています。もう一つは、学習道場や夏期講習や合宿など、緊張感をもってやり遂げるには、まず、志望校を早く決めることです。目標が定まらないと、「受験勉強を始めなければ」と思っても、身が入りません。その意味でも志望校決定が一番大事と言っても過言ではありません。この時期の志望校選択は、難しく考える必要はありません。要は「行きたい大学」「あこがれの大学」を、とりあえず志望校にすればいいのです。「早稲田、慶応に行きたいが、夢のまた夢」という人がいるかもしれません。しかし、現在の偏差値は気にすることはありません。進学したい早稲田や慶応を目指して、合格するだけの勉強を一生懸命すればいいだけの話です。難関校であっても、これからの一年間、無我夢中で勉強すれば、夢を現実のものとすることができます。そのためには、春と夏の時期は無味乾燥とも思える基礎固めに専念することです。焦りは禁物です。基礎固めとはほとんどの場合、暗記と手で書いて覚えるを繰り返すことです。偏差値が低い人は勉強法を振り返ってみてください。基礎固めを怠っていた結果ではありませんか。根気よく努力すれば、私立文系志望の人は偏差値が二〇も三〇もアップするものです。偏差値に不安のある人こそ、私立文系を志望校にすべきでしょう。


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